バッティングで構えの段階からオープンスタンスにしているバッターがいます。
また、テイクバックしてアウトステップをするバッターもいます。
誤解しやすいのですが、オープンスタンスやアウトステップは必ずしも「体が開くとは言わない」んですね。
バッティングの体の開きとは?
2000本安打を達成した時の元西武・中日の「和田一浩」のバッティングを例に見ていきましょう。
① 構えている段階で「オープンスタンス」にしている事が分かります。
オープンスタンスにする理由は、両眼でしっかりとピッチャーの動作を見たいからです。
②~③ 前足をステップしてアウトステップでスイングしています。
これだけ見れば、体が開いているかどうかは判断できませんので、次からもっと詳しく見ていきましょう。
体の開きは前の肩が重要
上記のバッティングをもっと詳細に見ていきましょう。
注目すべきポイントは「前の肩が残っている」という点です。
その結果、体の開きが抑えられているという点に注目してみて下さい。
① オープンスタンスの構え
⑥ アウトステップでつま先がピッチャー方向へ向きます
この時の注目点は「前肩が開かずに我慢できている」ところになります。
⑦ 前のヒザもピッチャー方向へ
この時の注目点は「一見すれば下半身は開いていますが、上半身はまだピッチャーへ胸を見せていない」ところになります。
⑦の時点で⑧の様にピッチャーへ胸を見せている状態ならば、体の開きは早いですが⑥~⑦で前の肩が残っているので、体が開いていないバッティングだと言えるんですね。
アウトステップ=体の開きではない
上記の説明でも、アウトステップするからと言って必ずしも「体が開いている」とは言えない事が理解頂けたでしょうか?
参考サイト
体が開いてしまうと、うまくインパクトの瞬間までにパワーが連動しないんですね。
ですが、和田一浩は2000安打に300本塁打を達成した大打者になります。
その他にもオープンスタンスと言えば「落合博満」や「中村紀洋」ですね。
- 落合博満はアウトコースをレフトスタンドへホームラン
- 中村紀洋はアウトコースをバックスクリーン右の右中間へホームラン
のそれぞれのアウトステップの画像です。
両バッターとも、少しでも野球に興味があれば知っているレジェンド選手ですよね。
両バッターとも前の肩は開かないバッティングをしていたのでホームランが打てる大打者だったんですね。
ですが、あまり野球を知らない人からすれば「落合は体を開いて打つ」と思ってしまうんですね。
体が開くクセが一瞬で直る!プロ直伝の秘密兵器
バッティングの基本からクセの矯正方法までプロが教えてくれる「7日間スラッガープロジェクト」です。
甲子園出場選手も多数輩出したロングセラーのバッティングDVDです。やっぱりプロ野球のバッターは確かな技術指導で、選手から指導者まで必見の内容になっていますよ。
間違ったスイングで練習しても上達しません。上達の近道は正しい技術や知識をプロに教わることなんですよ。バッティングDVDで人気No.1なんです!
内野守備上達の全てが分かる決定版!
メジャーでもショートストップやセカンドベースマンとして出場したプロ野球選手「川﨑宗則」がショート・セカンド・サード守備の全てを教えてくれます。
チーム内でも内野守備ナンバーワンを目指せるDVDになりますよ。
ワンテンポもツーテンポも「捕球~スローイングが速くなり」堅実で綺麗な守備力が身に付く充実した内容なんです!
