スイング時に体は開いてはいけないと言います。
しかし、バッティングで体が開いてはいけないという理由は何故でしょうか?
今回は、体が早く開くバッティングのデメリットをご紹介したいと思います。
体の開きが早いとパワーが外へ逃げてしまう!
バッティングの下半身のパワーの源は「内転筋」で、まずは内転筋に力が溜まります。
内転筋とは「太ももの内側の筋肉」になります。
体の力は、外から外へと伝わるのではなく「内から内」へと連動して伝達されます。
バッティングの下半身ならば、軸足の内転筋から体重移動をした前足の内転筋へと伝わるんですね。
この時に前足が開いてしまうと、前足の内転筋に力が溜められずに、体の外へパワーが逃げてしまいます。
上半身の体の開きについて
下半身で溜められたパワーは、今度は上半身へと伝わります。
この時に上半身の前肩が開くと、パワーが外へ逃げてバットへと伝わらないんですね。
ですので、バッティングでは下半身と上半身の開きを抑える必要があります。
下半身 ⇒ 上半身 ⇒ バットへとパワーを連動させていくんですね。
インサイドアウトのスイング!
上半身の前肩が開くというのは、バットの始動と同時に前の肩も一緒に始動するために、体が開く原因になります。
ですので、前肩の開きを抑えると同時に、バットの始動は「インサイドアウト」のスイングが大事になってきます。
バッティングのパワーの連動は「軸足の内転筋 ⇒ 前足の内転筋 ⇒ 上半身 ⇒ バット ⇒ インパクト」という流れになります。
この連動がうまくいかないバッティングになれば「手打ち」と言われて、金属バットでは打球が飛びますが、木製バットでは飛ばない原因になるんですね。
体の開きが早いスイングになると?
パワーの連動や伝達以外にも、体を早く開くとアウトコースのボールにバットが届かない、インサイドアウトでなくドアスイングになっている。というケースも見受けられます。
上記の「青木宣親」のバッティングでは、アウトローのボールをレフト前ヒットにしたバッティングフォームです。
一般的に言われる「おっつけるバッティング」で逆方向へ流すバッティングですね。
この様に、バッティングフォームが崩された場合にでも、下半身のパワーを最大限に活かせているからのヒットですね。
木製バットで手打ちになれば、レフト前までしっかりとボールは飛ばないでしょう。
バッティングの基本がしっかりと身に付いているからこその技ありのヒットですね。
インサイドアウトのスイングの解説については、下記よりお読み頂けますよ。
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